朝鮮時代、都城の北側に位置していたことからその名がついた 城北洞(ソンブットン)。こちらには由緒ある 韓屋(ハノッ)の古宅や ソウル城郭などの史跡が点在し、歴史に触れられる文化スポットとして近年注目を集めています。また、城北洞といえばヨン様こと ペ・ヨンジュンがマイホームを購入したことで日本でもその知名度は急上昇。
近ごろはお洒落なカフェなども増え、カメラを持って散策する若い人たちの姿も見られます。 地下鉄駅から少し離れていてアクセスはやや不便ですが、都心にはない静けさや落ち着きのある街並みが魅力の城北洞。「見る」「食べる」と、2つのポイントでおすすめの寄り道スポットをご紹介します。
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最寄り駅からはバスやタクシー移動がラクチン
城北洞散策のスタート地点となるのは、地下鉄4号線の漢城大入口(ハンソンデイック)駅。
劇場が多数集まる 大学路(テハンノ)の恵化(ヘファ)駅からは1駅です。史跡や飲食店が多い場所までは、駅から徒歩で大通りを20分ほど。
街並みを見物しながら散策するのも楽しいですが、距離があるため バスや タクシーでの移動がお手軽です。バス乗り場は漢城大入口駅6番出口を出て50mほど進んだところに位置。
2112番、1111番の市内バスか城北03のマウルバスに乗り、4つ目の「城北小学校(ソンブッチョドゥンハッキョ)」で下車しましょう。
高級住宅街とタルトンネが共存する街
「ソウル城郭」から眺めた城北洞一帯
城北洞といえば、ソウル屈指の高級住宅街として有名な地域。特に「 吉祥寺(キルサンサ)」へと続く界隈には「超」がつく豪邸や高級ヴィラ、大使官邸が連なり、芸能人や著名人が多く住む街としても知られています。
一方で高級住宅街とは反対側、ソウル城郭に近い高台には、経済的に厳しい人々が住むという タルトンネが形成されています。緑に覆われた高級住宅地と、細く急な坂道に寄り添うように建つ家々。雰囲気も様相もまったく異なる街並みが混在する城北洞は、訪れる人に独特の情感をもたらします。
「吉祥寺」周辺の高級住宅街
タルトンネには素朴な庶民の生活が
見る
城北洞に残る史跡の特徴は、激動の近現代を生きた独立運動家や文化人たちの旧家が多いこと。韓国の伝統家屋である韓屋造りの建物は当時の雰囲気を色濃く残し、深い印象を与えます。
思索や創作の場となっただけに、ひと気の少ない静かな路地や高台にひっそりと佇んでいる旧家。訪れる際は歩きやすい靴がおすすめです。
恵化門(ヘファムン)
1397年に設置されたソウル城郭四小門のうちの1つ。「東小門(トンソムン)」とも呼ばれ1992年に復元された。「恵化門」付近の城郭は、現在は住宅や道路に紛れて一部のみ残っている。
- 恵化門(東小門)
- 大学路の地下鉄駅名の由来にもなった「東小門」
- ソウル > 大学路・城北洞
初めて養蚕を行なったといわれる中国古代の王妃を蚕神として祀り、祭礼を行なった場所。駅から続く大通り沿いにあるので見つけやすい。史跡第83号。
※発掘調査及び復元作業のため、現在観覧不可となっています。
- 先蚕壇址
- かつて「北蚕室」と呼ばれた朝鮮時代の養蚕業中心地
- ソウル > 大学路・城北洞
国立中央博物館の館長を歴任し、韓国美術の発展に生涯を捧げた崔淳雨の旧家。建物はロの字型をしているが、これは 京畿道(キョンギド)地方の典型的な韓屋様式だそう。建立年度は1930年代と見られている。
李鐘奭(イ・ジョンソク)別荘
朝鮮後期の商人、李鐘奭の別荘と見られる。徳寿(トクス)教会の敷地内にあり、防犯のため普段は立ち入り禁止となっている。観覧希望時は徳寿教会に要問い合わせ(韓国語)。
尚虚李泰俊(サンホ イ・テジュン)家屋
韓国現代小説の基礎を成したとされる作家、李泰俊(イ・テジュン)が暮らした旧家。1900年代の改良韓屋として貴重な民俗資料。現在は伝統茶店「 壽硯山房(スヨンサンバン)」となっている。
ソウル城郭
城郭コースの入口地点
朝鮮時代、都を守るために張り巡らされたソウル城郭。恵化門付近でいったん途切れているが、城北小学校でバスを降りると見える三叉路をソウル科学高校方面(南西方向)に進むと、 臥龍(ワリョン)公園へと続く城郭コースの入口がある。途中やや勾配のきつい階段道もあるが、高台からは城北洞一帯を見渡せる。
尋牛荘(シムジャン)
三・一独立運動における民族代表の1人であり、名詩「ニムの沈黙」の作者、韓龍雲(ハン・ヨンウン)が晩年を過ごした場所。大通りからは「Manhae Han Yongun Simujan」の看板を目印に。
- 尋牛荘
- 独立運動家で名詩「ニムの沈黙」の作者、韓龍雲(ハン・ヨンウン)が晩年を過ごした邸宅
- ソウル > 大学路・城北洞
吉祥寺(キルサンサ)
随筆集「無所有(ムソユ)」で有名、2010年に逝去した法頂(ポッチョン)僧侶が創建した禅寺。境内のあちこちに掲げられた法頂僧侶の教えは胸にぐっとくるものばかり。
- 吉祥寺
- 紅葉の名所としても!ソウルの禅寺・パワースポット
- ソウル > 大学路・城北洞
澗松(カンソン)美術館
毎年5月と10月の一定期間のみ開館する韓国初の民間美術館。1446年に公布された ハングルの解説書「訓民正音(フンミンジョンウム)」や、SBSドラマ「 風の絵師」にも登場した申潤福(シン・ユンボク)の「美人図」など、国宝級の遺物を多数所蔵する。貴重な美術史料を無料で観覧できるため、開館時期は行列ができるほどの人気。
- 澗松美術館
- 国宝や文化財も所有する、城北洞の美術館
- ソウル > 大学路・城北洞
城北区立美術館
韓国で初めての区立美術館。2階、3階が展示室となっており、企画展などを開催。1階には在住外国人支援の城北多文化ビレッジセンターが。
OVOCO(オボコ)
韓国のダイアモンドブランド「OVOCO」が運営するギャラリー。ジュエリー関連の展示を行なう。電話やメールでの事前予約者のみ観覧可能。
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食べる
城北洞のメイン通りは、漢城大入口駅5・6番出口の間に伸びる「城北洞キル」。この城北洞キルの両側には、何十年も前から続く老舗の食堂や、のんびりコーヒータイムを楽しめるお洒落なカフェが点在しています。中でも「 運転手食堂」と呼ばれる庶民派食堂が有名。
城北洞はソウル市内でもはずれにあるため、以前はタクシーやバスなどの運転を生業とする人々でなければあまり訪れることがなかったそう。運転手御用達だった食堂は、いつしか「安くて旨い」とクチコミが広がり、現在はむしろ一般客の方が多いほどです。
城北洞テジカルビチッ
練炭の火で焼かれたスタミナ満点の豚カルビ(テジプルベッ)定食(7,000ウォン)が人気の「 運転手食堂」。昼時はたくさんの客が訪れるが、回転も速い。
サンダリテジプルベッ
城北洞テジカルビチッの近くにあり、こちらも豚カルビ定食が有名。韓国メディアでの紹介も多数。ここでしか味わえない味を、と遠方からもたくさん訪れる。
クム王トンカツ専門店
甘めのソースがサクサクのトンカツにたっぷり。子どもから大人まで大好きな韓国風トンカツのお店。繁盛期はすぐ近くの本館でも営業する。
仙洞(ソンドン)ポリパッ
野菜の各種ナムルを麦飯に入れ、ビビンバのように混ぜて食べるポリパッの店。栄養満点でヘルシーな食事をお探しの方に。
城北洞チッ
あっさりしたスープとシコシコの手打ち麺が美味しい カルグッスの名店。たっぷり具がつまったマンドゥ(蒸し餃子)もぜひ味わいたい一品。
城北ソルロンタン
ソルロンタンは牛骨などを長時間煮込んだコクのある白いスープが特徴の韓国料理。辛いのが苦手な人にもおすすめ。
※外観写真は以前のものです
城北洞ヌルンジペッスッ
高麗人参、ナツメなどと一緒に煮込んだ柔らかい鶏肉(ペッスッ)と、香ばしいおこげスープ(ヌルンジ)のセットメニューが人気の店。
ナポレオン製菓店
漢城大入口駅5番出口を出てすぐの所にある、1968年創業の老舗製菓店。豊富なパン・ケーキを取り揃えることで評判が高い。
ヌブティス(旧ANDO)
イ・ヨウォン主演のドラマ「私の期限は49日(サーシックイル)」の撮影に使われたファニチャ―&カフェ。店内の家具はヨーロッパなどから買い付けたビンテージもので、全て購入可能だそう。
カフェ日常(イルサン)
閑静な城北洞の雰囲気にぴったりの、静かな自家焙煎コーヒー店。散策途中に香り高いコーヒーとともに一休みはいかが?
壽硯山房(スヨンサンバン)
近代小説家、李泰俊(イ・テジュン)の旧家がそのままお店になった伝統茶店。長い時を経た韓屋の美しさに包まれて静かな午後のひとときを。
- 壽硯山房
- 韓国の美を堪能できる城北洞の伝統茶店
- ソウル > 大学路・城北洞
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4号線漢城大入口駅5番出口 徒歩20分またはタクシー約4分
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